「トッププロに聞いた麻雀「読み」の神髄」、通称:村上本のレビュー、感想を記載します。
- 村上プロと鈴木聡一郎プロとの会話形式
- Mリーグなどの対局牌譜を使用し、対局中の思考、読みを解説
- 麻雀の「読み」に特化した本
本を読み終えた感想は、「村上プロの対局中の思考、読みはこんなとこまで相手の思考、行動を読めるのか…やばすぎ」でした。
麻雀はブラックボックスが多いゲームですが、強者は読める範囲が広い。対局中の長考はこんなことを考えていたのかと。
内容は濃いですが、会話形式なので読みやすい。しかし初心者は参考にしないほうがいい内容です。他に覚えることがあるかと。
読みというものが麻雀の面白さを一つ上のステージあげる技術だと感じました。中級者でくすぶってる人は必読。
対局中意識的に読みをしてみようと思いたくなる本です。
村上プロの高い守備力は、するどい読みがあるからできることです。
わたしは普段ほとんど読みという行為はしておらず、あまり考えずに麻雀していました。省エネ麻雀。
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本を読み終えてから、相手の捨て牌から色々と考えるようになりました。打牌意図など読みたくなりました。
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- 読みのとっかかりが分かり、読みのキッカケを与えてくれる本
- 村上プロの対局中の思考がわかり、凄さが知れる
- 中級者〜上級者におすすめの本
読みは組み合わせ
そもそも読みってあまり良くわかっていませんでした。ホンイツとかチートイツといった手役読みはできる程度。
- 読みってどういう時に行うものか
- 読みで分かる情報はどういったものか
- 読みは必要なのか
本書を読んで上記の疑問が解消されました。読みは強くなるためには必須です。
- 序盤に絶対にテンパイを読む
- チーテンポンテンで待ちを読む
- テンパイという情報から逆算して手役と待ちを読む
- ツモ切りリーチの意図を読む
- オーラスそれぞれの思惑を読む
村上プロの読みのすごさにびっくりします
読みは、組み合わせて信頼度を上げていく
たえば、トイツ落としと、4や5といった価値の高い牌の早切りという情報の組み合わせで相手の手が早いと読む。
ペンチャン、カンチャン落とし中に、安パイが間にきられる(7北9みたいな、9は関連牌なことが多い)手牌関連牌。
+ほかの読みの要素を複合して、精度を高めていく。
本を読んだその日からではとてもマネできるとは思えませんでした。が、その一歩となる読みのとっかかりが分かります。
何回も実行していかないと読みの技術向上は不可能なので、意識的に行うようにします。
本書の口コミ
最後に
Mリーガー、麻雀プロが出している麻雀本の中で上位にはいるほどの内容でした。
トッププロの思考のすごさに恐怖すら覚えます。
いかに自分がうっすい適当な麻雀をやっていたか反省させられます。
マネはできなくとも、読みの最初の一歩となるキッカケを与えてくれる本です。どういった情報が読みの材料となるのか。
初心者にはおすすめできませんが、中級者は読んで損はしない本なのでぜひ。